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★特集:ぴんがん(vol.016)
もうすぐ秋分、「暑さ寒さも彼岸まで」なはずなんですが、まだまだ日差しの強い沖縄からお彼岸のレポート。
そもそもお彼岸とはどのような儀式なんでしょう。彼岸とは、仏の理想の世界であるこの世の「向こう岸(浄土)」を意味する言葉。春分の日・秋分の日ともに、真東から出た太陽が浄土があるとされる真西に沈む日であることから始まった、日本独自の行事なのだそう。過ごしやすい季節なので、仏様を思って過ごそうという風習みたいです。沖縄では「ぴんがん」といってお盆のときと同じように重箱料理をふるまいます。つい最近終わったばかりのお盆でお疲れのあかあさんたちはほんとうに大変だなあと思います。
おつかれさまです☆
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三枚肉のレシピ→ |
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★特集:とーとーめー(vol.015)
大型の台風18号がやっと過ぎた沖縄から。今回は復帰後最大といわれるほど大きかったそう。みなさん大変でしたねー。
さて、前回に引き続きお盆のお話です。 この写真、あるお宅の「とーとーめー」つまりお仏壇なんですが、お盆の時はこんなふうに豪華に飾られるのです。仏壇の前に並ぶ重箱の中身は9品と決まっていて、かまぼこ・おとうふ・こんにゃく・ごぼう・こんぶ・三枚肉・魚の天ぷら・田芋・大根が詰められます。このとーとーめーの前で「うーとーとー」(お祈り)するのです。
この日は最終日のうーくい(御送)で、最も大切な日。夜半にうちかび(あの世にもっていくお金)と、仏壇の前の料理や果物やお菓子をお土産として少し取ったものとを焼いてご先祖の霊を「うーくい(お送り)」します。
その後は仏壇のご馳走をお下げして、泡盛と共に親族で朝まで盛り上がるそうです。
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★特集:黒いお米(vol.014)
夏休みが終わる直前にある、沖縄の家の一大イベント。そう、お盆です。旧盆にあたる3日間は、初日にウンケー(お迎え)をして、最終日にウークイ(お送り)をします。そんな3日間はご先祖様に挨拶するために、親戚中の人々が集まり、そこではたくさんの料理がふるまわれます。仏壇にはサトウキビと色とりどりの果物、お中元の品々が飾られて、集まった人々は大量の重箱に入った料理をつつきながらお酒を飲みます。もちろん家中の女性が休む間もなく働くわけです。もう大変な忙しさ!目が回ります。
そんなお盆の料理を、気長に少しずつご紹介。(たくさんありすぎるので!)今回は黒米です。古代から作られ食べられているモチ米で、収量がふつうのおコメの3分の1ほどしかなく、脱穀にも手間がかかるので、価格も若干高価とのこと。白米6合に1合くらいの割合で混ぜて炊くと、こんなふうにお赤飯のように色がつきます。見た目も美しく、ちょっとねばっとした食感で美味しい!しかも栄養価も非常に高く、見た目も華やかなのでお祝い事には欠かせません。古くは中国・漢の時代に発見され、以来歴代の皇帝が不老長寿の米として食したとされる貴重な米、さすが沖縄のお盆ですねー。
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★特集:肉料理(vol.013)
沖縄料理といえば忘れちゃいけないのがこの豚肉。頭から足先、内臓に至るまで余すところなく食材として使うのは有名な話ですよね。そして豚肉の消費量も全国でトップ。それぞれの部位に応じていろいろな種類の料理があるのも頷けます。うんうん。
この写真は国際通りの公設市場でみつけたもの。お肉屋さんに入るとたいていこんなブタさんの姿が見られます。これらは顔皮(ちらがー)、耳皮(ミミガー)として売られていて、聞いた話ではコリコリしてクラゲのようなのですって。うーん、これを見たらなかなか口にする勇気が…。ロースはポージン、ヒレはウチナガニー、あばら肉がソーキ、うでがグーヤヌージ、ももはチビジリなんていうふうに呼ばれているみたい。ちなみに足の先は「ちまぐー」。
沖縄料理では豚肉を長く煮込むことで余分な脂を落とし、コラーゲンたっぷりのとろとろの軟骨をいただきます。ちらがーもミミガーも、ビタミンB1B2、必須アミノ酸、コラーゲンを豊富に含んだ美容にも健康にも良い優良食材なのです。
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ソーキ煮付けのレシピ→
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★特集:へちま(vol.012)
台風がどんどんやってきては去っていく、夏の沖縄から、野菜についてひきつづきレポートします☆
ゴーヤ、パパイヤときて今回はへちまのお話。左の写真、およそへちまとは思えないゴロゴロした様相ですが、れっきとしたへちま。内地では、へちまといえばたわしだったり化粧水だったり小学校の観察だったりするのではないかと思うのですが、沖縄では「ナーベラー」と呼ばれ、日常的に食卓を飾る野菜のひとつ。多少土臭さが残るのでくせのある味かもしれませんが、ハマるとたまりません。炒めたりおつゆにしたり、味噌との相性はばつぐん!
ところでへちまの名前の由来、ご存じでしょうか。へちまは繊維が豊富なことから「糸瓜(いとうり)」と呼ばれていたそう。だんだん最初の「い」が発音されなくなり「とうり」となり、そのさらに初めの「と」が「いろはにほへと」の「へ」と「ち」の間にあるので、最後には「へちま」となったんです。ちょっと面白い話ですよね〜。
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ナーベラー汁のレシピ→
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★特集:ジューシー(vol.011)
ランチに食べたいお総菜のなかでも、おにぎりは特に魅力的。片手でぱくっと食べられて、安くて、おなかいっぱい。スーパーでもおにぎりはたくさん売られているのですが、このジューシー(沖縄の炊き込みご飯
)のおにぎりは格別!
ぶあつく三角ににぎってあるおにぎりには、鶏肉、ひじき、にんじん、厚揚げなんがが細かく刻まれてはいっています。味付けは昆布と鰹のダシがベースで、茶色く色づいたご飯はチャーハンのようにほどよく油で包まれて、しっかりと形の残ったご飯粒が、噛むほどにダシの味を引き出します。しかも2個はいって157円。安くて美味しい、上等ごはん!なんですねー。
個人的に、ふつうのジューシーよりもおにぎりになっている方がジューシィーの良さが出るような気がします。ご家庭でつくったらぜひおにぎりにしてみてください。
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クファジューシー(沖縄風炊き込みご飯)のレシピ→
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★特集:ドラゴンフルーツ(vol.010)
ドラゴンフルーツって、ご存じでしょうか。夏真っ盛りの沖縄ではマンゴーのとなりに並ぶ亜熱帯性の果物なのです。中米原産のこのドラゴンフルーツ、ショッキングピンクのつるりとした皮に、グラデーションした黄緑色のつんつん、うーん…ちょっと不気味…です。割ってみると中は白くて、黒ごまのようなタネが散っています。見たかんじは繊維質な触感の果実。食べてみると、まるでキウイ!ちょっと酸っぱくて、甘くて、つぶつぶのタネがざらざら。意外と美味しいんですね〜。
中身は白と赤の2種類あるそうです。赤い方が甘く、白い方がさっぱりとしていて酸味が あるといわれています。実の形も違うそうで、まんまるなのが赤なのですって。強烈な見た目に反して、甘酸っぱいさわやかな味が人気のようです☆
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★特集:しまパパイヤ(vol.009)
沖縄ではパパイヤを野菜として食べるというのは皆さんよく聞く話ですよね。内地では黄色いパパイヤをフルーツとして時々(たま〜に?)食べます。今回はパパイヤのお話。
この鮮やかな緑、どうですか。形は不揃いだけど、中にはぎゅーっと栄養がつまっているんです。ゴーヤは栄養豊富で有名だけどパパイヤのパパパワー(?)はあまり知られていないはず。青いパパイヤには、パパインというタンパク質消化酵素が豊富で、これがタンパク質を分解してアミノ酸にします。このアミノ酸がお肌にとーってもいいんです!しかもビタミンやらカリウムやら鉄分やら、とにかくすごく健康にいいらしいです。さらにダイエットにも効果があるらしい!女性に嬉しい野菜なんですね。
さてお味はというと、瓜のようなくせのない味。シャキシャキした歯ごたえを生かしてサラダにしたのがタイ料理のソムタム、しんなりして味のしみたパパイヤを楽しむなら沖縄料理のパパヤーイリチーです。ぜひおためしあれ☆
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